
NSAIDsやオピオイド鎮痛薬の使用が痛みの除去の基本になりますが、さらにいろいろな薬剤を併用することにより痛みを和らげ、オピオイド鎮痛薬の使用量を減らすことができる場合があります。これを鎮痛補助薬といいます。
痛みが強いと交感神経が興奮して益々痛みがひどくなり、また気持ちが痛みに集中し、緊張、不安、恐怖が強くなります。また痛みのために不眠となり消耗してしまいます。これらの対策のために抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬などを早期から使用します。オピオイド鎮痛薬にこれらの薬剤を併用すると、オピオイド鎮痛薬の量を減量できる場合があります。
また神経そのものが障害されて出現する痛み、骨転移に伴う痛みなどはオピオイド鎮痛薬が効きにくい痛みです。神経障害性の痛みには三環系抗うつ薬、副腎皮質ステロイドなど、骨転移にはビスフォスフォネートが有効である場合があります。